FXで結果がなかなか出ない人の中には「損切り」が全く出来ない人もいます。
それとは逆にFXで結果を出している多くの方の中には迷わず「損切り」が出来る人が多くいます。
FXでは何故損切りが重要なのか?
先ず、FXは必ず利益を出せるわけではなく、マイナスに振れた時、いかに素早くロスカットできるかが重要なポイントになってくるのですが、FXを始めたばかりの方の中には、「そもそもどうして損切りをするのか?」と考える方もいるでしょう。
こう考える多くの方の特徴として以下の共通点があります。
・見て見ぬふりをする
・負けを認めたくない、認めない
・損切ポイントが具体的ではない、説明できない
これは実際にボクがFXを始めたばかりの時の頭の中です。
とはいえFXを開始してから半年以上はほぼ損切りに対しての重要性など考えたこともなく、その結果しっかりと資金を飛ばして強制ロスカットに入りました。
ここでボクの当時の考えを今からお話ししますがこれを読んで当てはまる人は今すぐ損切りの重要性を理解してFXをやらないといつか必ず資金を飛ばします。
当時のボクは以下のような考えがありました。
・トレードをする時基本的に利益が出ることしか考えていない
・そもそもお金が減るという感覚を持ち合わせていない
いま思い返すと、相当ハイリスクですね。
とはいえ含み損を受け入れられず神頼みして見てみぬふりをしていたのは事実です。
もしこれと同じことをやっている方がいたら今すぐ考えを改めましょう!!
でないと大切な資金をドブに捨てることになってしましますよ…悲
損切りをするタイミングは?
結論から言いますが、FXにおいて損切りをするタイミングは「エントリー根拠が外れた時」です。
まさかと思いますが「なんとなく上がるかなぁ~」とか「そろそろ下がるかなぁ~」と漠然とした理由でエントリーしている方はいませんよね?
もしいたらそれはもはやギャンブルと同じなので、もっと勉強してからFXをやってください。
FXは確率論でもありますが、ローソク足の動きを元に様々なテクニカル分析などを駆使して、自分なりに相場を分析して上がるか?下がるか?の根拠を見つけてエントリーしていくかと思います。
この時に最悪の状況もしっかりと想定しておくことが大事です。
最悪の状況とは、自分が見つけたエントリーポイントの根拠が外れた時です。
実際にFXでトレードを行う際には必ずしも自分が思い描いたとおりに相場が動くことはありませんので想定外の出来事を想定内に入れておくことが大事です。
最悪の状況も想定内に入れておけば慌てることもなく対処できるようになります。
例えば上がると思って自分なりのエントリーポイントを見つけてポジションを保有したとしてもそれがエントリー後に自分が思い描いた感じと逆の動きをしたときが損切りのタイミングになります。
損切りの基準は?
人によっては20pips逆行したら損切りする!
などのマイルールをもってやっている方もいますが、この方法はあまりお勧めできません。
というのは通貨ペアによってはボラティリティが高いものもあるので全ての通貨ペアに20pipsの逆行が損切りポイントとしては適切ではないからです。
損切りの基準としては、最低でも自分が軸足にしている時間足の直近の「高値 or 安値」付近が望ましいと思います。
見切りをつけて仕切りなおすという意味で早めに損切りをすることはまだ良いですが安易に損切りラインを広くするのはその分リスクが高まるのでここをしっかりと理解しておくことが大切です。
損切りが出来ない多くの初心者さんはほぼ高確率でどこかのタイミングで資金を溶かすハメになりますのでここでしっかりと損切りの重要性を身に付けてください。
適正な損切りタイミングを身につけるには
損失が出た場合は、回復するまで待ち、利益が出た場合は、早めに売って利益を確定しようとする方が多いですが、これでは最終的に相場で勝ち続けることが難しいと言われています。
結局は、経験値が物を言うということになりますが、まずは損切りをするタイミングのルールを作ることが大切です。
損切りに慣れなきゃ!と言って、どんどん損切りを続けてしまい、証拠金だけが目減りしてしまっては本末転倒ですが、一つ一つのトレードに対して感情を入れないようにして自分で決めたマイルールの損切り値に、SL(ストップロス)を設定してこれを動かさずに受け入れる心を持てるよう意識していきましょう。
資金管理のもとちゃんと計算して、有効証拠金に対してどれくらいのロットでどこまで逆行しても耐えられるのか?も把握しておくことで含み損が増えた時も冷静に対処出来るようになりますので、この辺も勉強することをお勧めします。
なんでもそうですがいきなり上手く出来る人なんてほとんどいません。
試行錯誤しながら自分のスタイルを確立していくしかないので、色々と試しながら自分に合った損切りのタイミングを身に付けていくしかありませんが、上記で解説した、SLの設定や有効証拠金に対しての自分に合った適正ロットでの計算は参考にして頂くと良いかと思います。
まとめ
損切りが出来れば致命傷もかすり傷で済ませることができます。
FXでは一度資金を飛ばして退場してしまうと思いのほかメンタルに響きます…
そして「あの時あそこで損切りしとけばよかったなぁ…」と後悔してしまいます。
これまさに昔のボクです。
FXで負ける人は「どうやったら上手く勝てるか!?」と考えどこかで致命傷となり退場していきます。
FXで勝てる人は「どうやったら上手く負けるか!?」と考えかすり傷で済ませ、次のチャンスに備えます。
FXは一瞬の迷いの判断で様々なことが起きていきます。
ただ勝てるトレーダーは損切りの重要性も理解している方が多いので切るときの潔さも凄いです。
大切な資金を残して増やしていくには致命傷を避けながら上手く損切りも交えて生き残っていくのが大事です。
FXにおいて100%勝ち続ける事なんて絶対にあり得ませんので、負ける時の捌き方が上手くなればそれだけトレードスキルも上がって行くかと思います。
ボクもまだまだですので一緒に頑張っていきましょう。
この記事が誰かの役に立てば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではでは~
HAYATOの独り言
今回FXは「確率論」というワードを記事内で出しましたが、人間が心配している事が起きない確率って約85%なんですって!
心配性な人って周りに結構いますが意外と心配するだけ時間が無駄になってしまうこともあるかもしれませんね。