FXには様々な専門用語が存在しますが、FXを始めたばかりの人には分からない用語が多いですよね。
今回はFXの共通単位[pips](ピップス)についての解説と考え方についてまとめています。
FXを始めたら必ず耳にするのが「pips(ピップス)」と呼ばれる値幅を示す単位が出てきます。
よく周りの人達の会話で「月に50pipsとれた」「ドル円のスプレッドが0.3pips」というような感じで言っている人いませんか?
FXトレーダー同士での会話では、通常このように言うのですが、初心者トレーダーの場合、pipsがなんとなくはわかっていても、しっかり理解しているという人はそう多くないのでは…?
そもそもFXをやったことない人からしたら、馴染みの薄いpipsと言う単位ですが、コツさえ押さえれば難しいものではありません。
pipsとは?
pipsとは「Percentage in point」の略で、たくさんの通貨ペアがあるFXにおいて、価格の変動幅を示す共通の単位で、読み方は一般的には「ピップス」ですが、人によっては「ピップ、ピプ、ピピ」など、良い方は様々です。
ただ1pipsがどれくらいの値幅か?
FXを始めたばかりだとこの辺もすんなりと回答出来る人もなかなかいないです。
なのでここでしっかりと覚えていきましょう♪
※1pipsは「その通貨の最小単位の100分の1」であるということ!
例えば…
円の場合は最小単位が1円ですので、その100分の1、つまり0.01円=1銭ということになります。
米ドルの場合は最小単位が1ドルではなく1セントですので、1pips=0.01セント=0.0001ドルとなります。
この100分の1ということを覚えておけば、pipsも感覚的に理解できると思います。
1pipsがこれだけ細かい値幅だという事はFXの世界では1円動くとそれなりに大きく動いたといえるでしょう。
チャートの時間足を短くすればこの値動きも激しく動いているように見えますが、時間足を大きな足(1時間足とか4時間)などで見ると細かい値動きはまた見え方も違ってきます。
FXでは何故pipsを使うのか?
FXをやる上でボクも含めほとんどの人が、いくら利益が出たのか?や、いくら損失が出たのか?
といったように金額面で見ています。
しかしここに関しては、トレードをやる上で、人それぞれ資金力が違うので全員が同じ結果で認識するのが難しいんですよね。
例えばAさんとBさんがいたとして、二人ともドル円で10pipsが取れたとします。
しかし…
Aさんは100万円での運用でロットが1ロット = 1万円の利益
Bさんは10万円の運用でロットが0.1ロット = 1000円の利益
このように両者全く同じ10pipsを取ったとしても資金力が違えば、取引ロットの枚数も当然変わってくるので、同じ値幅の10pipsを取ったとしても金額面だけで見るとこのように変わってくるんですね。
なので、単純に値幅だけを表すpipsという客観的な成績を計測した方が、分かりやすくフェアになるので世界共通単位として「pipis」が使われています。
小数点以下の最後の桁が1pipsとは限らない
ここに関してはもしかしたら昔FXをやっていて、最近また始めたという方が陥りやすいところでもありますが、以前はクロス円では小数点が2桁の表示、ドルストレートなどでは小数点が4桁の表示をするFX業者が多く、小数点の最後の桁の変動分とpipsはイコールでした。
しかし今は、クロス円は小数点3桁、ドルストレートなどは小数点5桁表示が主流となっていて、小数点の最後の桁の変動分が1pipsではないので注意して下さい。
さらに厄介なのは最近では、クロス円でも小数点4桁表示を採用しているFX業者も出てきているので、レートの桁数は小数点いくらかで覚えておくようにしましょう。
pipsと取引通貨量から損益を計算のやり方
FXトレードをやる上で損益は、基本的に「取引ロット数(取引通貨量)で、どれだけの値幅(pips)を獲得したか」と言う考え方から求めます。
以下ドル円でのトレードを例に、1pipsあたりの損益を表したものになりますので参考にしてください。
取引通貨量 | 1pipsあたりの損益(円) |
1,000通貨(0.01ロット) | 10円 |
1万通貨(0.1ロット) | 100円 |
10万通貨(1ロット) | 1000円 |
上記の表で見ると分かりやすいかと思いますが、取引する通貨量が大きくなれば、1pipsあたりの損益も変わります。
先ほどAさんとBさんを例に出して話しましたが、同じ値幅を抜いても人それぞれ資金力によって利益額は異なると言うことですね。
FX各社のpips計算ページを活用しよう!
実はFX会社がそれぞれ独自のpips計算ページを作っています。
これは本当に便利なので使わない手はありません。
ボクが良く使っているのはXMの計算ページです。
FXピップ値計算ツール上記の画像になるので赤い□の箇所を自分の求めるもので選択してロット数の入力を行い最後に計算するを押すと集計されます。
操作方法も凄く簡単なのでサクッと使えて相当便利なツールですので皆さんも使ってみてください♪
XMでは他にも便利なツールで証拠金計算ツールなどもあるので活用しまくっちゃいましょう。
まとめ
先ず考え方として、FXで取引を行う上ではいくら勝ったとか負けたというのももちろん大事ですが、基本的にはpipsで見ていくようにしないといけません。
最近SNS等でよく見かけるのは
「一撃ウン十万円!!」
といったような爆益をアピールしたものがありますが、これもここでお話ししたように基本的には同じような利益を全員が取れるものではないので勘違いしないように気を付けてくださいね。
この表記の仕方が例えば
「一撃〇〇pips!!」
であれば全員が同様の結果が得られる可能性があるという事ですね。
トレードスタイルがスキャルピングやデイトレード、スイングトレードなど様々なスタイルがありますが、例えばスキャルピングでやるなら、数pipsでもトレードの成功に大きく関わってきます。
pipsという単位をちゃんと理解しておくことで、どれくらいのロットでどれくらいのpipsをとれば損益がいくらになるかのか?
ということを知るのはFXをやる上で非常に重要です。
海外FX各社には今回紹介したようなpips計算ページがありますので、ぜひ有効活用してロットとpips、そしてその損益を把握するようにしてくださいね。
XMTrading
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HAYATOの独り言
昔からロンドンハーツの番組が好きで録画して時間あるときに見ているんですが、今月の頭くらいにあったお笑い芸人「パンサー」のドッキリ企画をこのブログを書く前に見ていたんですが感動して泣いちゃいました…
芸歴が長くなると相方という存在は偉大ですね。